採用動画をトップページに配置してインパクトを残す

採用サイトを動画でサポート

着物販売企業の株式会社 夢楽染さまの採用サイトの制作と同時平行でインタビューベースの採用動画と採用サイトのトップページ動画の2種の動画を制作させていただきました。

求職者へ向けた採用専用サイトでブランディングすることで、「優秀なだけではなく、求める理想の人が集まるようになった」とのこと。関西・東海・四国地方に着物販売事業で店舗展開する株式会社夢楽染様の、採用サイト・および動画リリース後の効果までをご紹介いたします。

効率の悪い求人サイトへの出稿

「もっと多くの新卒・中途採用求職者の応募を増やしたい」というのが最初の相談でした。求人の選択肢としてまだ求人サイトに頼る他なく、費用対効果がよくないとはいえずっとその方法に依存していました。「なんとかWeb広告で自社サイトの応募ページに誘導できないか」というのが直接的な依頼でした。

そもそも出稿先の求人サイトに原因があるのか？

年収の約30%がマージンとして発生する求人サイトもあれば、掲載料を月額で支払うメディアもあります。すべては費用対効果で掲載を継続するかを決めますが、どれも同じような結果、つまり効果が出てなかったそうです。じゃあ、自社サイトの採用応募ページにAdWordsやYahooプロモーション広告、Facebook広告などのインターネット広告で誘導し、求人応募者を増やせるか考えましたが、失敗するとしか考えられませんでした。理由としては、求人ニーズはどの企業も同じで競合が多く、クリック単価が高いのが求人広告。何度か試したことがありましたが結局求人サイトに掲載するのがベストという結論に至っていました。

求人サイトを活用して獲得率を上げる

自身が就職活動をしていた時のことを考えると、応募前には必ず会社のオフィシャルサイトを確認していました。リクナビやマイナビといった求人サイトでは働きたい会社をスクリーニングをすることは簡単でも、細かい会社の雰囲気まで感じ取るのには限界があるためです。そこで、求人に特化した専用の採用サイトを作ることで、企業イメージをしっかり伝え、応募者を増やす＆質をあげる戦略をとることにしました。

きれいなサイトを作るだけでは足りない。

採用サイトのデザインだけで「この会社はしっかりした信用できる会社だ！」と思わせることは可能です。でも今や信頼できるというだけでは足りないのが売り手市場の求人シーン。人の心に訴えかける感動がなければなかなか応募者は増えません。そこに必要なのは、会社のブランディングでした。

夢楽染では、将来社長になりたい人や、ベンチャーを起こしたい人を採用したいと考えていました。やりたいことを叶えられる会社、それが夢楽染。すでに会社にはしっかりとした求職者に向けたブランディングがあったため、あとはそれをしっかり伝えられる手段が必要でした。

動画で伝える「働く人のストーリー」

動画は写真の何倍もの情報量があるため、伝えたいことをしっかり伝えられる有効手段です。採用サイトのトップページで「生き生きと働く姿」を採用動画によって印象付け、最終的に「夢を叶えることができる会社」と伝えられれば、それに共感する人が応募してくるだろう、と想定しました。

「伝える」ためのカスタマージャーニー

見てもらうためにはユーザーがサイト内で動く流れ「カスタマージャーニー」を以下のように設計。

1. トップページにアクセス
2. メインビジュアルの動画でインパクトを感じる（離脱防止）
3. あわよくばそのままインタビュー動画を見てもらう
4. 募集要項ページへ遷移
5. 会社概要ページへ遷移
6. コンセプトページへ遷移
7. 問い合わせ

動画を組み合わせた2つの施策を実施

インパクトを残す背景動画

メインで使用する採用動画のイメージ素材を抜き出して制作した動画を採用サイトのトップページの背景に配置するように制作しました。訪問者には自動で視聴される仕組みなのでインパクトは大きく、さらに大画面で再生されることで細かい記事を読む前に「どんな業務内容か」ということが雰囲気で伝わるように設計しております。また画面のセンターには「先輩のインタビュー動画はこちら」という誘導ガイドがあり、サイトを見ている人に自然に誘導に導く設計にしております。

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2018.05.15

インタビュー動画で入社後の具体的なイメージを伝える

若手社員に自分の業務内容をインタビューで語っていただいております。動画で使っているシーンは厳選しておりますが、実際には何気ない会話から初めてリラックスしていただく環境を整えてから撮影をさせていただいております。

採用動画を撮る際に気をつける部分ではありますが、普段からインタビューに慣れている方は少ないので、こういう見えないところでのリラックスが実は大事だったりもします。

実際の動画はこちらをご覧ください。

「何を伝えるか」そして「どう伝えるか」

採用動画のみの制作依頼もありますが、制作したはいいけれど見られていないということも少なくありません。今回トップページで配置させていただくことでスムーズに本当に見ていただきたいメインムービーに誘導するように制作させていただいております。

せっかく費用と時間をかけて作った採用動画も見てもらえないと、非常にもったいないです。制作の際は「どう伝えるのか」ということも同時に検討していただければと思います。

しっかりコンセプトページを見てから問い合わせしてくれるユーザーが多い

結果、採用サイトのトップページから次のページに遷移するのは募集要項でしたが、その次にアクセスされているのがコンセプトページでした。想定以上に早くコンセプトを確認していることは嬉しい誤算でしたが、問い合わせしてくるユーザーの多くがコンセプトを確認していることが何よりもの成果でした。社風に合う人材が応募してくるようになったので、応募者一人一人に時間を割けるようになったとのことです。採用動画と合わせてWEBサイトの設計も見直してみてはいかがでしょうか。

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