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2017.01.18

動画制作者から見た「Webプロモーションの強み」を「動画マーケティング」に生かす

Web & movie

目次

Webプロモーションの強みを動画制作に生かす

こんにちはGroovoostの動画制作側の松本です。弊社Groovoostは「Web×動画」ということで、代表の森本の強みでもある「Webプロモーション」と動画制作の掛け算においてビジネスのプロモーションを加速させるということを主軸においております。昨今の「動画マーケティング」のブームを動画製作者の視点から書いていきます。Webプロモーションをすでにてがけている人にとっては「なんだ、そんなの当たり前じゃん」と思うことがあるかと思いますのでご了承ください。

「動画制作の正解」が「Webプロモーション」の正解とは限らない

動画制作をする側からすると非常に酷な事実かもしれないですが、Webプロモーションにおいての動画の正解というのは売り上げや事例に貢献できる「結果につながる」ということが一番になります。もちろんブランディング映像で「綺麗な映像を作るのが第一で結果は関係ない」という場合は例外になりますが、たとえば採用動画であったり、通販の売り上げをあげるという役割を動画が担っているのであれば「結果につながる動画」が正解ということになります。

逆にこの軸がなかった場合にどういうことが起きてしまうかというと、クリエイターの作風であったり依頼側のクライアント担当者の「好み」といった「感覚」に頼ることになってしまいます。もちろん著名なクリエイターに依頼する場合などはそれでもいいかもしれないですが、まずは制作側、依頼主側と双方で「どこを目指すのか」ということは最初に決めておきたい大事なポイントとなります。

動画制作を外注する目的はなんなのか

動画制作単体で依頼を受ける場合もありますが、その際に必ずお聞きするのが「どのように活用するのか」という点をクライアントからお聞きします。
もちろん「どのような映像を作りたいか」ということも事前に社内で決まってそのまま制作させていただくこともありますが、Webプロモーションにおいては「どこでどのように動画を使うか」というのは非常に重要な要素になってきます。

例えばTwitterとYouTubeで流す動画も作り方が変わりますし、会社HPのトップの背景動画として使うのでは作り方も全く異なってきます。弊社の事例で言いますとWeb広告代理店の代理店の採用動画においては「メイン動画」「トップページ用背景動画」そして先輩社員の詳しい内容を知りたいための「個別インタビュー動画」の三種類を制作させていただきました。

ASUE採用ページ

作り方が変わることによって撮影方法も変わることもあるので、結果的に「制作のための費用」が変わることもあります。すでに自社内でこのあたりのシミュレーションが組まれている上での制作依頼であれば、結果に貢献できる動画ができるかもしれないです。昨今の「動画マーケティング」がブームになっていることから「とりあえず動画を作ろうと思っていまして」という相談も実は少なくないですが、そもそも「動画である理由」というもをまず明確にして「どのような役割を持たせるか」ということが実は近道なのかもしれません。

 

「完成度」を高める動画と「精度」を高めていくWebプロモーションの相乗効果

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Webプロモーションといっても様々なアプローチがありますが、ここではキーワード検索でのSEOという点について書いていきます。いわゆる検索で上位に上がってくるための施作のことです。

その前に動画に関してですが、基本的に「想定した課題」に対して極力「正解」に近いものを作るようにしております。伝えたいメッセージだったり、雰囲気であったりを「想定」しながら作ります。もちろん制作プロセスの中で極力精度の高いものを目指して作りますが、動画単体で考えるとそれはどうしても「想定」の範囲にとどまることが少なくないです。実際にふたを開けてみたらなかなか再生回数が伸びなかったり、思いの外、結果につながりにくかったりということもあります。

それに対してWebプロモーションの場合はどうかといいますと、もちろん最初は「想定」から入るのですが、いったん結果が出てからそこから「ブラッシュアップ」していくことがWebプロモーションにおいての一番大事なプロセスになります。

例えば通販のプロモーションをする際に一番欲しいお客様は「たくさん買ってくれる人」と定義した場合に、その人が「どのようなワードで検索するのか」ということを探っていくことが大きな仕事になります。さらに言うと例えばアクセスは多いけれど、購入に至らない場合はそのワードを除外していくなどの作業を繰り返して「本当に買ってくれる人」を探すために自社に合うワードの組み合わせのヒントをどんどん試していきます。

またデータを読み解く上でHP上でどこがよく観られているのか計測する「ヒートマップ」などを活用して最適なHPへと改善を積み重ねていくのがWebプロモーションの考えとなります。

ちょっと乱暴な表現になると、完成したら「終わり」の動画に対して、「継続」することでより「精度」が高まるというのがWebプロモーションでの強みと言えるでしょう。

動画にもWebプロモーションの考えは適合できる

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もちろん動画には「ストーリー」をつたえられるという強みがあるのは僕自身も理解しており、その可能性を追求したいと思っています。ただ、動画の考え方にWebプロモーションの強みを加えたらもっとできることがあるのではないか、というのがもともと僕が森本と共にGroovoostを立ち上げる際に思っていたことでした。

具体的には例えば100万円の予算をプロモーションに考えていて、それを動画制作に当てることも可能ですが、予算配分の30万円をテストで動画制作をしてABテストのように違う種類の動画を制作して、さらに20万円のWebプロモーションで精度を高めた上で、テストよりも凝った動画を50万円で制作することでもしかしたら100万円の予算をかけて作った動画よりも効果のあるプロモーションができる可能性もあるという感じです。 また最近では動画を使うプラットフォームでも作り方が変わってきます。例えばFacebookで使う動画とInstagramで使う動画でもそれぞれに視聴時間は異なりますし、見ている属性などによっても作り方、プロモーションの方法などが変わってきます。

アプローチは違うかもしれないですが、この2つの要素をうまく組み合わせることで、結果につながる「動画マーケティング」を行えると言っても過言ではないでしょう!

「どういう結果を出したいのか」を明確にすることが大事

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Webプロモーション、動画プロモーション、どちらが優れているという話ではなくて、「目的のために何を活用するのか」という点がとても大事です。案件によっては動画なしの場合もありますし、すでにアプローチしたい対象が明確な場合は動画制作のみという場合も実際にあります。いづれにしても冒頭にも書いたように、「制作する目的」を明確にすることが最初の第一歩になります。

継続することで見えてくる自社独自の「必勝パターン」

Webプロモーションの考え方から紐解いていくと「動画の正解」というものも、継続してパターンを見つけることで精度をあげることが可能です。ただそのためには複数のテストをして「理想の顧客に届く動画」というものを見つけていく必要があります。

弊社でもすでに複数でのSNSでのプロモーションや媒体に応じての動画の作り替えなど実施しております。もちろん予算をお聞きした上で動画とWebプロモーションの予算配分の相談にも応じておりますので、「何をやったらいいか分からない」という会社様おられましたら是非お問い合わせフォームよりご相談いただければと思います。

記事を書いたひと

森本 圭

代表取締役 CEO

Web周りすべてのコンサルタント・ディレクターとしてご相談を承ります。デザイン、コーディングそしてインターネット広告の運用も私自身が手掛けておりますので、内容の濃いコンサルティングが可能です。